一般住宅

家とは物言わぬもう一人の家族

家とは、その家族の人生が育まれ、心が形成されていく大きなゆりかごのようなものです。
また家は、夢や希望がいっぱい詰まっているもの。
長谷川こういちは、その家族の一員となって、お客様のニーズに応え、どうしたら生活しやすく、
家族の輪が育まれるのかを真剣に考えています。

木の特性をよく知り、木に守られる家

木は1本1本同じように見えますが、それぞれ個性やクセがあります。その個性やクセを見分けないで木を組んだ場合、数年するとねじれなどが生じることがあります。神社・お寺などの建築物は、木を組み上げる箇所が多いため、一本一本の木を見極め、そして数年後の木のねじれも想定して組み上げています。

木の特性をよく知り、木に守られる家
壁裏に隠された丈夫な木の構造

家が建った後は壁裏の木の構造は隠れてしまいますが、家づくりにおいてこの隠されてしまう構造こそがとても大切です。大輪では家づくりの全てにおいて手を抜かず、見えなくなってしまう箇所こそ重要と考え、仕事をしています。

壁裏に隠された丈夫な木の構造
細かな対応ができます

ハウスメーカーと違い、現場に携わらない営業と話をするのではなく、長谷川こういち本人がお客様と対応させて頂きます。宮大工としての経験、技を活かし、新築、増改築等、なんでもお客様の思いをカタチにしていきます。

長谷川こういちが建てる家

家づくりの特徴

その一
設計・施工まで一貫して宮大工 長谷川こういちが行います

私、長谷川こういちが打ち合わせから設計、施工まですべてをさせて頂きます。
宮大工としての技術や経験を生かし、お客様の想い、構想を形にしていきます。
家づくりを通して、皆さまの夢を語り合いたいものです。
質問などありましたら、遠慮せずにどうぞ気軽にご相談ください。きめ細やかな対応をさせて頂きます。
※ 家をどのように選んでいいか解らない方、ぜひ連絡ください!

設計・施工まで一貫して宮大工 長谷川こういちが行います
 
その二
新潟県産奥阿賀の木材を使います

家づくりで使う木は、その地方で育った木を使うのがいいと言われています。
日本でも、特に新潟県は四季がはっきりし、その中でも奥阿賀地域は年間を通して寒暖の差が激しく、冬には豪雪地としても有名な地域です。
その激しい気候を耐え抜いて育った木(杉)は成長速度が遅く、密度が高くなり大変丈夫で強い杉になります。大変貴重な木材なのです。
長谷川こういちが建てる家では、その環境で育った最高の杉を皆さまの大切な家に惜しみなく使い、何世紀にもわたり皆さまの家族を守り支えていきます。
見えなくなるところにこそ真剣に見ていきたいと私は考えます。
奥阿賀の森に抱かれる心地よさをぜひ堪能して頂きたい。そう願っています。
また、新潟県産材の助成制度がありますので、お客様の負担が軽くなりますので大変安心出来ると思います。ぜひ助成制度を使って住まいを建ててみてはいかがですか?

県産材を使った場合の助成制度

○新潟県の助成制度「ふるさと越後の家づくり事業実施要領」
http://www.pref.niigata.lg.jp/rinsei/1237924891455.html

○阿賀町の助成制度「郡内産材「東蒲杉」利用住宅等建築奨励事業補助金」
http://www.town.aga.niigata.jp/teiju/support/index.html#support07

また、越後杉ブランド材を一定量以上使って住宅を建築されると、県や阿賀町から補助金が支給されます。

新潟県産奥阿賀の木材を使います
 
その三
環境にやさしい住宅をつくります

長谷川こういちは自然が大好きです!
しかし今、地球環境がどんどん悪くなっています。そこで少しでも地球にやさしい住宅をめざして、高断熱や太陽光発電等にも取り組んでいます。また、家づくりにとって地盤が一番重要なのですが、どうしても地盤の弱い地域に家を建てなければいけない方もいるかと思います。
長谷川こういちが建てる家では、建築着手前にしっかりと地盤改良を行います。現在主流の地盤改良はコンクリートに頼るものが多く、それは地中に埋まるためにコンクリートから出る発がん性物質「六価クロム」が地下水にしみ込み、汚染を始めます。
長谷川こういちが建てる家ではいのちの源である水を汚染しないように、自然界にある生石灰を使う「SID工法」を採用。これで有害物質は出ることもなく、環境に大変やさしく皆さまの大切な家を下支え出来る環境を実現させることが出来ました。

環境にやさしい住宅をつくります

施工エピソード

願ったらかなっちゃった!

これほどに海が似合う男がいるのか!?
と思えるような、海をこよなく愛している旦那さんが夢見た一棟です。

『ログハウス』が欲しい。

そういう夢をもっていたご夫婦でしたが、車のローン等があり、銀行に問い合わせても住宅ローンを組めないと悩んでいました。

ログハウスはコストが高く、ローンも組めないし、今の収入では住宅ローンにそ れほど返済していく勇気もない。けど自分が住むならログハウスに住みたい。との思いに共感した私は、どうしたらご夫婦の夢を叶えてあげる事が出来るのかを真剣に悩みました。

そこでまず、何故銀行がお金を貸してくれないのかの原因を探りました。
ご夫婦に他人に言いたくないような事まで話して頂き、原因が解りました。その原因が銀行の事情に合わないのなら、その条件に当てはまるような手続きをしていけばいい。そういう答えが出ました。しかし、一番のネックになったのが、収入が低い事でした。銀行では収入に見合うローンしか組めないようになっています。そこで私が提案したのが、ローンが組める金額で建てれるログハウス風の家ではダメか?と提案しました。

そこで打ち合わせの末でお互いが納得して造らせて頂いた家がこれです。

ログハウス

外見は本当にログに見えるでしょう?しかしこれは在来工法で出来ています。内外装にはふんだんに奥阿賀の杉を使いました。
今回はプライベートな部分はお見せしたくないとのご夫婦の希望がありお見せできませんが、言葉から少しイメージしてみてください。

室内には家の端から端まで横に貫く樹齢200年を超す丸太梁(原木の皮を剥いただけの状態)を使い、この家の背骨になる梁(はり)にしました。それにより一階はほとんど仕切りがないワンフロアーを実現。家の中心には枝が付いたままの巨大柱を立て、この家を支える大黒柱としています。内外壁の内部には防火構造を施し、万が一にも避難出来る時間を確保しています。階段もこだわって雰囲気の良いログ調の造り。そこは吹き抜けになっていて、広いフロアーに高さを出すことによってより一層広い空間を演出。二階廊下から見下ろす一階は何とも言えない心地よさを感じます。暖房は暖炉。薪を何本か入れれば、いつまでも遠赤外線の暖かい熱が体を温めてくれます。また台所は奥さまのこだわりでヨーロッパ風に仕上げました。キッチン台は白の小さいタイルを敷き詰め、蛇口はヨーロッパから取り寄せた特注品。丸太を半分に割って作ったカウンターをキッチンの仕切りにしました。そこから料理が運び出され家族が楽しく食事している様子を想像したら、私自身がワクワクしていまい、喜んで頂きたい一心で、新築祝いに丸太で作ったテーブルをプレゼントしちゃいました!

夢をあきらめずに実現させたご夫婦と仕事をさせて頂いた事は私にとって本当に幸せな時間でした。

森に抱かれた贅沢な時間を

雄大な大自然の中にひっそりとたたずむ一軒のお宿です。

森の木々の中でも最も貴重とされているブナを皆さまに感じてほしいとの思いで建てられた心温まる旅館です。

この宿のコンセプトは調和。様式は純和風の庄屋造り。

大自然に媚びることなく、しかし威張るわけでもなく、自然に調和し、お客様を包み込む。そのような思いで造りこんでいます。

ここの旅館に訪れて頂いた方には、日々の忙しさを忘れ、空気がこんなにも美味しいのだと感じられるような贅沢な時間を存分に味わってもらいたい。との女将の想いがこもった入魂の作です。

樹齢100年以上の木を幾層にも折り重ね、巨大なブナの枝葉のように入り組んだ木組み。その木組みが豊かなブナ林にいるような空間を演出してお客様をお出迎えしてくれます。

ここに来ると、一日がこんなにゆったりできるものだと感じれ、しあわせな気持ちになりますよ!

男なら一度はこのような家の主になってみたい。
そう思える私の自信の作に仕上がりました。

旅館
家に帰るのが楽しみになっちゃったよ〜!

家の庭に囲炉裏をつくって、バーベキューをするなどアウトドアライフをこよなく楽しんでいるご家族の秘密基地です。
旦那さまは時間が出来ればすぐにでも竿に手が伸びてしまうほど釣り好きで、奥さまもガーデニングが好きで畑まで手掛けている方です。
そんな家族が家に一点だけ不満がありました。それは家にワクワクするような楽しさがない事でした。

そこで旦那さまが私に、一坪くらいのテラスで、屋根があって、床を引いたらいくら位になるかなぁ〜と相談に来られました。
予算は大体これくらいで出来るならありがたいんだけど。と提案があったので、大体の金額はその場で言わせて頂き、ご家族はどのような用途にテラスを使うのかなぁと思いをめぐらせてみました。

そこで聞いたところ、物を干したりするようなものではなく、自分や家族がリラックスできる家族にとって特別な秘密基地のような場所が欲しい。とのことでした。
さっそく実際自宅にお邪魔して、どこにどのように作りたいのかをリスニングさせて頂き、この家にはただ四角い木で作ったテラスでは喜ばれないな。と直感しました。
そこで提案させて頂いたテラスがこれです。

リフォーム

洋風の家にただ角材でテラスを出すのではなく、大胆に丸太を使い、テラス自体の存在感を思いっきり出そうと提案しました。
屋根材も、旦那さまは雪が降るのでトタンをあげて欲しいとの要望でしたが、
洋風瓦での仕上がりを提案しました。
その理由は、
@ コストはトタンとさほど違わない。
A なんと言っても、オシャレな外観で感動出来る。
B なが〜くご家族の宝物になってくれる。

という理由でした。

最初、瓦は日本瓦をイメージしたらしく、難色をしめしていましたが、段々イメージが湧いてきたらしく、夫婦で喜んでもらえました。
瓦は奥さまのセンスで配色を決めてあります。

この工事は基礎から建舞、塗装まで終始ご夫婦が協力して頂いて一緒に創りあげた作品です。このテラスで家族の団欒をしたい。家族の輪を作り上げたいというご夫婦の気持ちが随所に込められた作品です。

旦那さまは家に帰るのが楽しみになり、時間があればここで一人でビールを飲みながら、のんびり釣りの仕掛けを作ったりしているそうです!
わざわざ車を止めて、テラスの写真を撮っていく人がけっこういるんだよ。
なんて教えてもらうと、すごく嬉しくなります!

なによりの大工冥利に尽きる誉め言葉です!

自宅は住むために作られるところですが、そこに一か所でも遊び心を取り入れた所がある事によって、人の心は和やかになり、豊かな気持ちにもなれるんだなぁという事を感じさせて頂いた作品になりました。

みなさんも自分のためだけの秘密基地や、家族とゆったりとした時間を過ごせるチョイ部屋など、遊び心のある空間をぜひ自宅に作ってみてはいかがですか?きっと、家で過ごす時間がとても贅沢で心地よいものになるはずです!どうぞご気軽にご相談くださいませ!

夢を語るとしあわせな気分になれますよ!